学習整理:加計問題で閉会中審査

遊びの友だちは、あくまで友だち。仕事とは関係ない。それが、シリーズ映画「釣りバカ日誌」の主人公、ハマちゃんである。たまたま釣り仲間となったスーさんは自分の会社の社長。だからといって、取り入って出世を求めることもない。

そればかりか「この付き合いはスーさんのためにならない」として、一緒に釣りに行くのをやめようと言い出す場面が第1作にある。西田敏行さん演じるハマちゃんは、仕事にはとことん無欲である。

国会での閉会中審査で安倍首相が述べた通りであれば、まさに釣りバカ日誌である。いや、ゴルフバ日誌と言うべきか。首相と加計学園の加計孝太郎理事長は友人として何度もゴルフや食事を共にしている。しかし加計氏から「獣医学部をつくりたい」との話は一切出なかったという。

「水くさい」と言いたくなるほどの公私の線引きである。にわかに信じがたいのは、首相と加計氏が度々会った時期から間もなく、獣医学部の新設が動き出したからだ。

加計氏から働きかけはなかったと首相が言い、首相から働きかけはなかったと首相に近い官僚たちは言う。だとすれば、「官邸の最高レベル」や「総理のご意向」などのメモは、誰かの空耳で生まれたか。聞き間違いと思い違いでことが進んだのであれば、白紙に戻す手もある。

「李下(りか)に冠を正さず」。首相が昨日、何度も発した言葉である。焼き肉、ゴルフ、居酒屋、またゴルフ、、、。それにしてもいかに頻繁に、冠を正してきたことか。